Androidアプリのプログラミング言語とは?開発前に知っておきたいこと

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2020年から小学校でのプログラミング教育が必修化されることにより、各家庭でもさまざまな取り組みが行われることでしょう。その際には子供だけでなく、ご両親もある程度の知識を身に付けておきたいものです。

とはいえ、何もない状態から急にプログラミングを覚えるのは無謀といえます。まずはプログラミングに使用する「プログラミング言語」を知っていくことから始めましょう。

今回は、私たちの身近にあるAndroidアプリを開発するためのプログラミング言語の特徴や、開発前に知っておくべきこと、言語の学習方法について紹介します。

Androidアプリの開発に使われている言語とは?

プログラミングを行ううえで必要になる言語。まずは、Androidアプリではどういったプログラミング言語が使用されていて、それぞれどんな特徴があるのかをみていきましょう。

Androidアプリの開発に使用できる言語とは

Androidアプリの開発では「Java」を使用するのが一般的ですが、他にも「C++」や「Kotlin」、「C♯」、「HTML」、「JavaScript」などを使用して開発する場合もあります。C♯についてはWindowsでしか使えないイメージが強いですが、Xamarinという開発環境を利用することでAndroidアプリの開発が可能です。

Javaの特徴

Javaは1995年にアメリカのサンマイクロシステムズ社によって開発されたプログラミング言語で、Androidアプリのみならず、ユーティリティやゲームといったあらゆるプログラムの基礎となっています。そのため、プログラミングを学ぶうえでも、まずはJavaを習得することがおすすめです。

そんなJavaはOSに依存しないという特性をもっており、あらゆる環境でソフトを動かせることが大きな魅力といえます。また処理速度も速く、開発を進めるうえでもストレスがほとんどありません。

C++の特徴

Androidアプリの開発で時々使用されているC++は、C言語が拡張されたものをいいます。こちらもJava同様プログラミング言語の基礎といわれており、なんといっても高速で動作が行えるというのが大きな特徴といえるでしょう。

公式のAndroidアプリではJavaを利用するのですが、それでは動作が遅くなってしまうので、激しい動作やデータ量が大量になるアプリについてはC++で制作されることがあります。

Kotlinの特徴

Kotlinは2016年に正式リリースされたまだ新しいプログラミング言語です。Javaの動作環境上で動かすことができ、今後のAndroid開発言語としてGoogle社が採用することでも話題となりました。そのため、ネイティブアプリを作る際は使用言語をJavaとKotlinから選べるようになったのです。

そんなKotlinは、Javaをより使いやすく改良することを目標に開発された言語で、これまでJavaの問題点であった「コードの冗長さ」や「古い文法が残る」などが解消されています。これにより、今まで10行ほど記述していたコードを1行で完結するなど、かなり効率的に作業することができます。

Androidアプリを開発する前に知っておきたいこと

Androidアプリを開発する際にはいくつかのポイントや注意点があり、これらを事前に知っておくことでより効率的に作業をすすめることができます。

開発ツールを使うと効率良く作成できる

アプリというのは、ひと昔前までは一から自分で作るのが当たり前でした。しかし、現代ではアプリが簡単に作れる開発ツールというものが公開されていて、プログラミングが苦手な人でも比較的簡単にアプリを開発することが可能です。

Androidアプリの場合は「Android Studio」が専用の開発ツールとなっており、だれでも無料で使用することができます。WindowsだけでなくMacやLinux環境にもインストールが可能なので、プラットフォームやコストを気にする必要もありません。

デザインに配慮する

Androidアプリの開発においては、Android User Experience Teamによって作成された「Android デザインの原則」という、デザインのガイドラインが設けられています。これはユーザーの使用感を重視した内容となっていて、ユーザーをサプライズで楽しませたり、シンプルさや操作性をもたせたり、といったルールを提示したものです。

このガイドラインに沿って開発しなければいけないというわけではありませんが、Googleが推奨するユーザー目線でのガイドラインとなりますので、ガイドラインに沿ってデザインを作成すると良いでしょう。

アプリ開発後は審査がある

Android Studioを使用すればかなり効率的にアプリを開発することができますが、その後に待ち構えているのがアプリの審査です。審査はスマホアプリを開発するうえで最も重要になるポイントで、どんなにクオリティの高いアプリでも、審査を通過しなければGoogle Play Storeにアプリが並ぶことはありません。

しかしAndroidアプリにおいては、システムで自動的に審査される仕組みになっているので、専門家が細かくチェックするiOSアプリに比べれば審査スピードが速く、簡易的だといえます。

Androidアプリのリリース日については、こういった審査期間も念頭に置いて決めるようにしましょう。

Androidアプリの主言語・Javaの学習法

Androidアプリの開発で主流となっているJavaは、主に3つの方法で習得することが
できます。

学習サイトで勉強する

近年ではインターネットがかなり普及しているということもあり、新しい知識を学ぶ際にもインターネットを活用することが可能です。

Javaについても無料で学習できる入門サイトが複数存在し、動画で手順を確認できたり、チャットで質疑応答ができたりといった本格的なサイトまで存在しています。こういったサイトのほとんどが初心者向けとなっていますので、専門用語まで細かく解説されているものや、項目ごとに細かく分けて丁寧に説明されているものが多いです。

そのため、費用をかけずに隙間時間を利用して学習したいという人には最適な方法だといえるでしょう。

参考書で体系的に学ぶ

もう一つの学習方法は、参考書を活用し体系的に学ぶという方法です。この場合、書店で自分が使いやすい参考書を選べるという利点があります。

また、参考書にはJavaの初歩的な基礎からオブジェクト指向、エラー発生時の対処法までが一通り書かれているのがほとんどですので、プログラミングを基礎から学びたい人に最適だといえるでしょう。

プログラミング教室に通う

費用は高くなるものの、プログラミングを最も効率的に学べるのはやはりスクーリングになります。

プログラミング教室では対面で教えてくれるため、分からないことをその場で解決することができますし、講師が生徒のレベルに合った目標を設定してくれるので、毎回明確な目的をもって学習を進めることができるのです。

また、入門サイトや参考書を使った学習では相当なモチベーションがなければ途中で挫折する可能性も高いですが、プログラミング教室では一緒に勉強する仲間や講師がいるため、学習を継続しやすいというメリットもあります。

Androidの開発は思っているよりも簡単にできる

今後Androidアプリの開発は、現在主流となっているJavaに加えてKotlinも普及してくることでしょう。しかし、プログラミングの大元となるのはやはりJavaであり、Javaの知識があれば応用としてほかの言語も理解しやすくなります。そのため、言語の習得を考えているのであればJavaを選択するのがおすすめです。

また、Androidアプリはツールを使って簡単に開発することができますので、プログラミングを習得していない子供にゲーム感覚でアプリ開発をさせてみるのも良いかもしれません。早い段階からアプリ開発に慣れておくことで、今後のスムーズな言語習得に繋がっていくでしょう。

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